エジプトは一応石油が出る国です| しかも、それなりの量が生産されています

あまり知られていませんが、エジプトは一応産油国です。少ないながらも、海外に輸出したりしています。

とは言え、サウジアラビアのような国と比べると、生産量はかなり少ないのですけどね。

具体的に、エジプトの原油生産量がどの程度なのか、エジプト経済にどの程度影響しているのか、数字でチェックしてみましょう。

サウジアラビアの6%ほど| でも、日本の60倍

まず、エジプトの原油生産量ですが、岩間剛一という人の中東情勢分析というレポートによると2013年に1日当たり71.5万バーレルでした。それに対して、中東の最大の産油国であるサウジアラビアの石油生産量は、1日あたり1,152.5万バーレルなのだそうです。これは外務省のサイトに載っていた情報です。

つまり、エジプトとサウジアラビアを比べると、サウジアラビアの方が16倍も石油生産量が多いわけです。エジプトが産油国なのにあまり知られていない理由がよく分かりますね。

しかし日本と比べると、エジプトの石油生産量はかなり多いことが分かります。日本の場合は、1日1.2万バレルしか生産がありません。つまり、日本の約60倍の生産があるわけです。

もっとも、日本で石油が出ることのに驚く人の方が多いかもしれません。

エジプトの生産量はそれなりに意味がある

サウジアラビアの石油生産量は、中東諸国の中でも圧倒的です。中東でサウジアラビアについで石油の生産量が多いのがアラブ首長国連邦ですが、それでも生産量は364.6万バレルしかありません。

サウジアラビアと比べると、エジプトの石油生産量は微々たる物です。しかし、中東2位のアラブ首長国連邦との比較だと、5倍程度のひらきしかありません。

つまりエジプトの石油も、それなりに意味のある量は生産されているのです。ということは、ある程度経済的なメリットがあってもおかしくは無いですよね。

でも、石油の輸出国としてのエジプトは、ほとんど存在感が無いのが実態です。その理由は何なのでしょうか。

答えは簡単で、エジプトは中東の中では圧倒的に人口が多い国なのです。ですから、国内でほとんど消費してしまい、輸出に回る分が無いのです。

まあ、自前の石油で国内のエネルギーがまかなえるのなら、十分価値はあると言っていいでしょう。ただ、輸出統計上はほとんどゼロになってしまうわけです。

エジプトで巨大ガス田を発見| エジプトは資源輸出国に成れるのか?

2015年8月31日のニュースで、エジプト沖で巨大ガス田が発見されたという報道がありました。これは世界最大級だとか。

この地域は以前より天然ガスが出ると期待されていましたが、それが見つかったわけですね。1

ちなみに、このガス田だけで、エジプトの需要を数十年まかなえる見込みなのだとか。また、採掘は2016年にも開始されるのだそうです。

今回発見されたガス伝は、主にエジプト国内で消費されるのだそうです。ただ、こうしたガス田が他にも見つかれば、エジプトが資源の輸出国に成る可能性はありそうですね。


  1. エジプト沖で巨大ガス田発見=世界有数か、16年にも採掘―伊ENI
    時事通信 8月31日 []

とりあえずツアーが楽かなあ

始めてエジプトに行くなら、とりあえずツアーが楽でしょうか。H.I.Sのツアーをチェックする限り、5日間で10万円ちょっとからという感じですかね。もちろん時期にもよるのでしょうけど。

あ、ちなみに、添乗員が同行するプランです。

興味がある人は、チェックだけでもいかがでしょうか。

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