日本に居てエジプト・アンミーヤを学ぶことは可能なのか?

エジプトに行って、現地の人と話したいと思っている人は、アンミーヤを勉強した方が良いでしょう。フスハーでも通じなくは無いでしょうけどね。

でも、アンミーヤの勉強は、ちょっと厄介な点もありそうです。学習する上でどんな点が難しいのか、ちょっと考えてみましょう。

地方だと教えてくれる場所が無い

まず厄介なのが、学習できる場所が限られているという点です。

そもそも、英語以外の言語を勉強できる場所って、かなり限られてしまいますよね。フランス語とかドイツ語ですら、それほど学習できる場所は多くありません。英語以外でそれなりに勉強できる場所が多いのは、せいぜい中国語と韓国語くらいでしょうか。

アラビア語を勉強できる場所となると、フスハーですら多くはありません。街中でアラビア語教師の看板なんて見た事無いですよね。

ということは、アンミーヤを学ぶ場所となると、ほとんど絶望的という位少ないと考えていいでしょう。

東京などの大都市近郊に住んでいれば、まだ学習できる場所もあるのでしょうけどね。外大が社会人向け講座をやっていたり、大使館が主催の講座があったりしますから。でも、地方都市だと、絶望的だと思います。

関連書籍も少ない

アンミーヤの学習の難しさは、それだけではありません。口語でしかも方言なので、教科書の類が極端に少ないのです。

本の数が少ないだけではありません。そもそもフスハーと違う単語に関しては、表記が統一されてすらいないのです。

アンミーヤはもともと話し言葉なので、定まった表記と言うものがありませんでした。それを無理やり文字にしているので、表記の揺れがおきるのです。

ですから、2種類の教科書があると、同じ単語でもつづりが違ったりするのです。

こんな状態ですから、辞書もほとんどありません。英語の辞書はかろうじて存在するようですけどね。

そもそも書籍だけで外国語は学べるのか?

近くに学べる場所が無い人が、どうしてもエジプト・アンミーヤを勉強したいと思ったとします。そうなると、書籍を使って勉強するしかありません。

幸いなことに、エジプト・アンミーヤにはCDによる音声がついた書籍がいくつかはあります。多くはありませんけどね。

どうしても勉強するとなれば、それを利用するしかないでしょう。

ただ、いざとなったら書籍で習うしかないとは言え、書籍だけで外国語が勉強できるのかという疑問もあります。特に、ここで問題になっているのは、口語であるアンミーヤの話ですからね。口語を本だけで勉強するなんて、可能なのでしょうか。

もちろんこれでも、以前に比べれば学習環境は整っています。昔の書籍だと、カセット別売りなんていうものもありますから。

でも、音声CDが一枚あるというだけで勉強できるほど、外国語は甘くないはずですよね。教材がたくさんあるような言語なら、努力しだいである程度の独学は不可能ではないとは思うんですけどね。

環境が整っていない人はフスハーから勉強する方がいいかも

ということで、アンミーヤの独学をいきなり始めると言うのは、なかなかハードルが高そうです。では、どうするのがいいのでしょうか。

近くにアンミーヤを勉強できるような環境が無い場合、先にフスハーを学んだ方がいいかもしれません。少なくとも、個人的にはそう思います。

フスハーとアンミーヤが大きく異なる部分があるとは言え、アラビア語であることにはかわりありません。ですから、フスハーで文法やら基本単語を勉強して、その後にフスハーとアンミーヤの違いを学習するという順で学ぶのです。

たぶん、こうした方が効率的に学べるはずです。誰かに教えてもらえる可能性も大きいですしね。

急がば回れという感じで。

とりあえずツアーが楽かなあ

始めてエジプトに行くなら、とりあえずツアーが楽でしょうか。H.I.Sのツアーをチェックする限り、5日間で10万円ちょっとからという感じですかね。もちろん時期にもよるのでしょうけど。

あ、ちなみに、添乗員が同行するプランです。

興味がある人は、チェックだけでもいかがでしょうか。

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