ガイドブックの現地の言葉での文例って役に立つの?

海外旅行のガイドブックには、必ずといっていいほど現地の言語での例文が載っています。挨拶とか、旅行に関する文章がずらずらと載っているヤツですね。

でも、あれって役に立つのでしょうか?

相手には伝わらない可能性が大きい

たぶん、書いてある例文をカタカナで読んだところで、相手にはほぼ伝わらないと思うんですよね。というのも、そもそもカタカナで他言語の発音を表現するのは不可能です。

その上、外国語を話すときにはプロソディが大事だからです。プロソディというのは、アクセントやら抑揚やらのことを言います。プロソディが発音以上にコミュニケーションをとる上で大事なことも多いです。

「指差しなんちゃら」みたいな本なら、文字で伝えることができるので、こちらの意思が伝わる可能性がまだあると思います。でも、ガイドブックに乗っている例文は、そんなふうな使い方もしづらそうですしね。少ないページに色々な文章が詰め込まれている感じですから。

相手が言っていることが分からない

万が一カタカナ発音で通じたとしても、それだけで問題解決とはなりません。会話と言うのは、こちらが言いたいことを伝えるだけでは不十分で、相手が話す内容も理解しないといけないからです。

実は、自分が言いたい事を伝える以上に、相手が言いたいことを理解する方が難しいんですよね。しかも、その言語の学習経験がゼロだと、相手の話を理解するのはほぼ絶望的でしょう。

もちろん会話の相手も、がんばって伝えてくれようとする可能性はありますけどね。相手ががんばったところで、こちらの理解力がゼロだと、話になりません。

音声付の教材で挨拶だけでも覚えて行けば?

どうしてもアラビア語でコミュニケーションをとりたければ、音源つきの教材を買って挨拶だけでも覚えていく位のことはしないといけないでしょう。そして、それよりも複雑なコミュニケーションは、英語に頼るほうが現実的です。

観光地や都会なら、それなりに英語が通じるようです。これは考えてみれば当然です。エジプトの重要な産業は観光ですから、英語くらい話せないと仕事になりません。英語以外でも、観光客が多いヨーロッパの言語は、ある程度通じる可能性が高いでしょう。

さらに言うと、エジプトはイギリスの支配下にあった時代もあります。ですから、英語が比較的通じやすい環境にあるのは間違いないでしょう。

もっとも、彼らの英語はかなり独特です。日本人が聞き取るのは大変だと思います。慣れるまでは苦労するでしょうね。。

会話をするよりは、紙に単語でも書いて伝えるほうがまだ伝わるでしょう。下手糞な発音に比べて、誤解のしようがありませんから。

新品の会話例文集を持ってきても無意味

海外旅行というと、それにあわせて会話の例文集のようなものを買う人も多いようです。「すぐに話せる○○」みたいな本ですね。

こういうのを買って勉強しようというのなら、立派なことだと思います。でも、買うだけ買って、たいして中を見ないで行くような人も珍しく無いようですね。なんとなく不安だから、とりあえず買ってみたという感じの人です。

とりあえず不安だからという気持ちが分からないわけではありません。でも、ほとんど勉強していないんじゃ、どこに何が書いているかすら分からないでしょう。さすがにかさばるだけだと思うのですけど。

現地のボディーランゲージでも覚えて行けば

ちなみに、下手に言葉を覚えようと思うよりは、ボディーランゲージでも覚えて言った方がいいかもしれません。日本とは違うものが多いですし、こちらのしぐさを不快に感じられる可能性もありますから。

とりあえずツアーが楽かなあ

始めてエジプトに行くなら、とりあえずツアーが楽でしょうか。H.I.Sのツアーをチェックする限り、5日間で10万円ちょっとからという感じですかね。もちろん時期にもよるのでしょうけど。

あ、ちなみに、添乗員が同行するプランです。

興味がある人は、チェックだけでもいかがでしょうか。

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