イスラム教の特徴の一つ言えば、1日に5回も行われる礼拝でしょう。アラビア語でサラートといいます。
決められた時間に、メッカの方向に向かって一斉にお祈りをする姿は、私たちにはかなり違和感を感じる光景です。敬虔なイスラム教国だと、道端でも礼拝をするのだとか。
それにしてもこの礼拝って、私たちにとっては不思議なことだらけですよね。そこでこのページでは、個人的に気になっていることを、いくつか挙げてみたいと思います。
ちなみに、答えは全く出ていないものも多いです。ただ、疑問を挙げただけというものもあります。
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ラマダン月の礼拝はどうしているの?
イスラム教にはラマダン月という断食をする期間があります。断食と言っても、1日中食事ができないわけではありません。日の入り後は食事を取ることができます。
日の入り後に食事をする生活になるため、この時期のイスラム教徒は生活が不規則になると言います。夜に起きるような生活になるのです。
でも、そうなると、昼間の礼拝に支障が出そうですよね。まじめに礼拝をするとなると、寝る時間が無くなってしまいます。
ただ、ラマダン月には宗教的に熱心になる人が多いのだとも言います。それは、ラマダン月に行った善行は普段よりも評価が高いからです。
と言うことは、ラマダン月には多くの人は寝不足になっているということでしょうか。そうとしか考えられないですよね。
追記:寝不足になっているかどうかは分かりませんが、やっぱりラマダン月には熱心に礼拝する人は多いようですね。普段サボりがちな人でも、この期間はまじめにやるようです。
本当に1日5回礼拝をしているのか?
もう一つの疑問が、本当に1日5回の礼拝を決められた時間にしているのかという疑問です。一番最初の礼拝は、日の出前の時間なのだそうです。そんな時間に、欠かさず毎日することが可能なのでしょうか。
しかも、その時間に礼拝をすればいいというものでもないようです。体を清めるなどの準備が要るらしいので、それよりも早く目覚めないといけません。
ですから、よほど敬虔な人は別として、普通のイスラム教徒がそこまでやっているのかと言う疑問は残るわけです。
追記:これは人によって対応がまちまちなようです。敬虔な人は、もちろん、定められたとおりに礼拝を行います。しかしそれ以外の人たちは、必ずしも定められたルールどおりに行っているわけではないようです。時間をずらすとか、回数を減らすなどの工夫を各自が行っているそうです。地域差もあるようですね。
仕事中の場合はどうするのだろう?
例えば何かの仕事中に礼拝の時間が来た場合は、どうやって対処しているのでしょうか。具体的には、タクシーが乗客を乗せているときに礼拝の時間を迎えたような場合です。
もちろん工場などなら、ラインを止めて対処をすれば良いわけですよね。でも、そうも行かない仕事だって、少なくは無いでしょう。警察官に時間を守って礼拝されても、困ってしまいますしね。
どうもエジプトでは、さすがに客の乗っているタクシーを止めて礼拝をする人はいないのだそうです。でも、イスラム教に熱心な人は、時間をずらしてちゃんとお祈りするのだとか。
どのあたりで折り合いをつけているのだろう?
上に書いたようなことも含めて、1日5回の定時のお祈りというのは、実践しようと思うとなかなか難しいものです。というか、イスラム教中心の生活をしていないと、不可能でしょう。
ということは、普通のイスラム教徒は、ある程度折り合いをつけながら生活をしていると考えるのが常識的ですよね。でも、彼らはどのあたりで折り合いをつけているのでしょうか。
考えれば考えるほど、分からなくなる問題です。誰かに聞いてみるのが早そうですね。
補足:
色々聞いてみたところ、平均的なムスリムはそこまでまじめにやっていないのだそうです。決められた時間にできなかったら、時間をずらしてお祈りをするなどの工夫をしているようですね。
礼拝すらしないムスリムも
さらに言うと、あまり熱心でない人だと、お祈りすらしないのだとか。かなりの個人差があるという事だと考えて良さそうです。
日本人の持っているイメージだと、イスラム教徒は皆それなりに宗教に熱心な印象がありますよね。でも、必ずしもそんな事は無いみたいです。多くの日本の仏教徒のように、敬虔とは程遠い人もいるみたいです。
とりあえずツアーが楽かなあ
始めてエジプトに行くなら、とりあえずツアーが楽でしょうか。H.I.Sのツアーをチェックする限り、5日間で10万円ちょっとからという感じですかね。もちろん時期にもよるのでしょうけど。
あ、ちなみに、添乗員が同行するプランです。
興味がある人は、チェックだけでもいかがでしょうか。

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