エジプトはアフリカの中ではサッカーの強豪国だった| ただ、ワールド・カップにはあまり縁が無いようです

ウィキペディアを見ていたらエジプト代表の日本語のページがありました。まず、こういうページがある点に驚きました。

代表チームについて

現在のエジプト代表の監督は、エクトル・ラウル・クーペルという人らしいです。アルゼンチン人です。アルゼンチンの代表経験もある人のようですね。

選手としては際立った成績は残していないようですが、監督としては実績がある人のようです。イタリアのインテルやバレンシアなどで監督をしています。サッカーに詳しい人の中では、有名な人なのでしょうね。

1934年のイタリアW杯に、アフリカ勢として初の出場をしています。そういう意味では、古豪という表現がぴったりくるのでしょうか。

ただ、その後は1度しか出場できていないようです。ワールド・カップとはあまり縁が無いようですね。

その代わり、アフリカネイションズカップでは優勝7回も優勝しているそうです。これは最多の優勝回数ということです。

と言うことは、実力はあるものの、ワールドカップの予選では勝負弱いという感じでいいのかもしれません。何か特別な理由でもあるのでしょうか。他国の本気度が違うとか。

オリンピック代表は日本との対戦がありました

ちなみに、オリンピックの代表は2012年に本選に出場しています。ベスト8まで進出しているようですね。

あれ、エジプトってオリンピックで日本代表と対戦した経験があるはずですよね。ということは、この2012年大会で日本と戦っているのかな?

あ、そうですね。準々決勝で日本対エジプト戦が実現しています。結果は、3対0で日本が勝っています。現在の代表選手だと、吉田麻也が得点しているようですね。

全然余談ですが、この大会では大津祐樹が3点も取っているんですね。でも、その後、期待されていたほどは選手として伸びていないような。

どうやら、ケガに苦しんだりもしているようです。サッカ・キーングのサイトの中では、「J1クラブ2015補強選手を勝手にランキング付け~期待外れ編~」の中で、1位に選ばれてしまっています。

余談はこのくらいにして、エジプトのサッカーに戻りましょう。

女子代表もある

ちょっと驚いたのですが、エジプトには女子の代表もあるようです。イスラムの国だから、女子の代表は無いのかと勝手に思っていました。

とは言え、実績はいまひとつと言う感じのようです。不参加の大会が多いですし、参加しても予選で敗退するケースがほとんどです。

ワールドカップ、オリンピックともに勝ちあがれず、唯一本選に勝ち上がったのが、アフリカ女子選手権のアフリカ女子選手権だけですね。まあ、イスラム教徒が大半を占める国だと、女子のスポーツは厳しいですよね。

アラブサッカー連盟には入っていないのか?

中東のサッカーというと、ガルフ・カップという大会が有名です。そして、このガルフ・カップを主催しているのが、アラブサッカー連盟です。でも、エジプトはこの大会には出ていないようなんですよね。

一瞬、アラブサッカー連盟に入っていないのかとも思いました。でも、そういうことではないようですね。アラブサッカー連盟に入っていても、この大会には出ないということのようです。

ガルフ杯がペルシア湾岸の国の大会なので、エジプトは入れないのかな。でも、ペルシア湾岸にはないイエメンは参加しているんですよね。不思議です。AFC が絡んでいたりするのでしょうか。

ちなみに、ペルシア湾岸の国であるイランですが、やっぱりガルフ杯には参加していません。これは、エジプトが参加しない以上に、かなり意外な感じがする人もいるでしょう。

なぜイランは参加しないかと言うと、イランはアラブの国ではないからです。イランで話されているのはペルシア語で、アラビア語ではありません。ですから、アラブの国とはみなされないのです。

ということで、ガルフ・カップはかなり内輪の大会ということみたいです。

エジプトのクラブチーム

さて、エジプトの国内リーグですが、エジプト・プレミアリーグというリーグがあるそうです。プレミアリーグを名乗るのは、英国の植民地だった影響でしょうか。通貨単位も英国と同じポンドですしね。

ウィキペディアによると、2011~2012シーズンでは、19チームで争われているそうです。なぜ19という奇数なのかは分かりません。

カイロをホームタウンにするチームが多く、19チームのうちの8チームがカイロのチームです。そして、お隣のギザをホームタウンにするチームもあります。日本で言うと、東京と神奈川にたくさんチームがあるのと、同じような感じでしょうか。もっと極端ですけどね。

その他には、アレキサンドリアに3チームあり、ポートサイド、ハルガダ、エル=マハッラ・エル=コブラ、イスマイリア、ファイユーム、ベニ・スエフに1チームずつあります。やっぱり、北の地域にチームが多い印象ですね。というか、南のチームは一つも無いのかな。

エジプト・プレミアリーグの強豪チームはアル・アハリとアル・ザマレクの2つです。この2つはアフリカの中でもかなり強いようです。

CAFチャンピオンズリーグというアフリカのクラブチームの大会があるのですが、前身のアフリカチャンピオンズカップ時代も含めると、アル・アハリは最多の8回の優勝を誇っています。アル・ザマレクも5回優勝しているようですね。これが歴代2位の優勝回数です。さらに、ガジル・エル・マハッラというチームも1度優勝しています。

と言うことは、エジプトのチームだけで14回も優勝しているわけです。これは国別で見るとダントツですし、準優勝も5回あります。

ということで、クラブチームのレベルでは、エジプトのサッカーは非常に強いということが言えそうです。でも、代表チームはワールドカップではなかなか勝てないと言うのが現実のようですね。

これは何でなのでしょうかねえ。一つの理由は、アフリカの選手の多くは、ヨーロッパに渡ってプレーしているからでは無いかと想像します。でも、それだと、アフリカネイションズカップで勝っている理由がわかりません。

ちなみに、CAFチャンピオンズリーグは、優勝するとFIFAクラブワールドカップに出場することができるという位置づけの大会です。アジアで言うところの、AFCチャンピオンズリーグと同じ位置づけの大会ということですね。

エジプトはかなりの強豪らしい

以上を総合すると、エジプトと言う国はアフリカの中ではかなりのサッカーの強豪国のようです。代表チームもクラブチームも結果を出しています。

しかし、ワールドカップだけにはなぜか出られないという現状ということのようです。

追記:エジプト代表がロシアワールドカップの出場を決めたようです

サッカーのエジプト代表が、2018年のロシア大会の本選出場を決めたのだそうです。アフリカネーションズカップには何度も優勝しているのに、ワールドカップにはあまり縁が無かったエジプトです。久しぶりの予選突破というわけですね。

ちなみに予選の内容ですが、最終予選で4勝1敗1分けという事です。ホームでは3戦3勝という事ですから、勝つべき試合できっちり勝ったという事のようです。

とりあえずツアーが楽かなあ

始めてエジプトに行くなら、とりあえずツアーが楽でしょうか。H.I.Sのツアーをチェックする限り、5日間で10万円ちょっとからという感じですかね。もちろん時期にもよるのでしょうけど。

あ、ちなみに、添乗員が同行するプランです。

興味がある人は、チェックだけでもいかがでしょうか。

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