燃油サーチャージって何でなくならないの?

エジプト関連の情報で気になるものの一つが、エジプトまでの飛行機代です。日本からはかなり遠いので、移動コストは気になりますよね。

そしてそういった情報を見ていると必ず出てくるのが、「燃油サーチャージは云々」という記述です。これに関しては、根深い疑問があります。疑問と言うか不信感と言うか。

いい加減、サーチャージ込みの値段を出してよ

ウィキペディアの情報を信じるなら、国土交通省は2008年に燃油サーチャージを含んだ総額の表示を指示する通達を出したのだそうです。ただ、いまだに徹底されているかと言うと、必ずしもそうではないようです。

例えば、海外旅行情報を紹介するAB-ROAD というサイトには、次のような文言が見られました。

旅行代金にどう反映されるの?
旅行代金は、燃油サーチャージ込で設定されているもの(A)と、そうでないもの(B:旅行代金とは別に請求されるケース)とがあります。ツアー利用時の海外旅行にかかる費用は、このように旅行代金と燃油サーチャージの金額の扱いを注意して比較することが重要です。

そして、個別の航空チケットの紹介ページの中には、次のような記述もありました。

※別途燃油サーチャージがかかることがあります。該当時には別途お支払いください。

このように、サーチャージの表示に関しては、いまだに徹底されていないようですね。最初のころに比べれば、だいぶマシになったのでしょうけどね。

何にしても現状では、航空券やパックツアーの購入者が、サーチャージの扱いを意識しながら選ばないといけないわけです。率直に言って、非常に不便ですね。そして、国土交通省の威厳もガタ落ちです。

格安業者だと仕方が無いのかなあ。ギリギリの価格で売っているとすれば、サーチャージが少し変動するだけで、赤字になる可能性もありますから。単純に、安い印象を与えるためだけにサーチャージを別にしている会社もあるでしょうけどね。

その一方で、エクスペディアのように、全部込みこみで表示しているサイトもあります。良心的なところもあるわけです。

燃油サーチャージってなくならないの?

ところで、燃油サーチャージが導入された当時の記憶をたどってみると、「原油価格が高騰した影響でやむなくサーチャージを導入した」という説明がされていたのを記憶しています。でも、今の原油価格って、相当安くなっていますよね。おそらく、制度を導入した当時よりも安いはずです。だとしたら、燃油サーチャージってなくならないのでしょうか。

ちょっと確認してみたところ、燃油サーチャージが導入された2005年のWTI原油価格が1バレル56.44米ドルでした。それが、2015年の8月には42.86ドルまで下がっています。やっぱり、導入当時よりも安くなっていますね。

これに関しては、どうやら、原油価格が下がったからと言ってサーチャージを外すわけではないようです。というのも、燃油サーチャージに関しては、航空会社や運輸会社の経営安定化のために取り入れられた制度だからです。急に原油価格が高騰した時に、別料金を取りやすくするために別枠にしたわけですね。

ですから、原油が下がったからと言って、サーチャージをなくすわけには行かないようです。いざと言うときのために、制度は維持したいわけです。その代わり、原油価格が下がった場合はサーチャージをとらないケースもあるようです。ウィキペディア情報ですが。

でも、これって、やっぱりおかしいですよね。原油価格に比例するようにサーチャージを取るのなら、十分に下がったら返金しないと筋が通らないはずです。例えば、大昔のように1バレルが20ドル台くらいになったら、航空会社は差額分をぼろ儲けです。

細かい話ですが、少しでも航空会社が有利になるように制度設計されている感じで、ちょっと感じが悪いです。

とりあえずツアーが楽かなあ

始めてエジプトに行くなら、とりあえずツアーが楽でしょうか。H.I.Sのツアーをチェックする限り、5日間で10万円ちょっとからという感じですかね。もちろん時期にもよるのでしょうけど。

あ、ちなみに、添乗員が同行するプランです。

興味がある人は、チェックだけでもいかがでしょうか。

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