エジプトの反イスラエル感情が読み取れる柔道の試合?

リオオリンピックの柔道でエジプトのイスラム・エル・シェハビーが、試合後の礼をせずに立ち去ったことが話題になっているようです。対戦相手はイスラエルの選手ということですね。

試合に勝ったイスラエルの選手が手を差し出したにも関わらず、シェハビーは挨拶もせず、手も握らずに畳を後にしました。その後審判が呼び止め礼をするように求めましたが、小さく頭を下げただけだったということです。

TBS は、アラブぶ反イスラエル感情があることを次のように伝えています。

一般的にアラブ諸国ではイスラエルへの反感が強く、第四次中東戦争後、イスラエルと平和条約を結んだエジプトでも同様で、エル・シェハビー選手にはイスラエルの選手との対戦を辞退するよう迫る国内からの声があったとの報道もあります。1

確かに両国の歴史を考えると、相手がイスラエルの選手であるために無作法を働いたと解釈するのが自然なのでしょうね。

とはいえ、1979年にはエジプトとイスラエルは平和条約を結んで国交があります。仮に反イスラエル感情があるにしても、公の場であからさまに表に出すのはちょっと不思議な感じがしないでもありません。ずいぶん時間がたっていますからね。

エジプトとオリンピック

ちょっと余談ですが、エジプトは過去のオリンピックでどんな競技でメダルを取っているのか調べてみました。

まず、エジプトが一番多くのメダルを取っているのは重量挙げです。これまでに金5つを含む9つのメダルを取っています。その次に多いのがレスリングの7つです。そして、ボクシングの4つが次に来ます。

今回問題になっている柔道はどうかというと、今までに1つの銀メダルと1つの銅メダルを取っています。歴代のメダルが26しかないことを考えると、エジプトの中では実績がある競技なのかもしれません。

ちなみに銀メダルをとったのは、ロサンゼルスオリンピックで山下泰裕と決勝を戦ったモハメド・ラシュワンです。決勝戦でケガをした山下の右足を攻めないことで日本でも有名になった人物ですね。ある程度の年齢以上の人なら、覚えている人もいるでしょう。

あるサイトの情報によると、エジプトの柔道人口は約2万人ということです。どの程度の信頼性がある数字かは分かりませんが、意外とたくさん競技者がいるという印象です。


  1. イスラエル選手との握手拒否=柔道のエジプト選手〔五輪〕
    時事通信 2016年8月13日 []

とりあえずツアーが楽かなあ

始めてエジプトに行くなら、とりあえずツアーが楽でしょうか。H.I.Sのツアーをチェックする限り、5日間で10万円ちょっとからという感じですかね。もちろん時期にもよるのでしょうけど。

あ、ちなみに、添乗員が同行するプランです。

興味がある人は、チェックだけでもいかがでしょうか。

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