ムスリム同胞団ってどんな組織?

最近のエジプトの状況を知るためには、ムスリム同胞団について知る必要があるようです。というのも、2011年の革命の後に出来たのが、ムスリム同胞団出身のムハンマド・ムルシーだからです。

その上、閣僚にも同胞団出身者が多かったそうです。ムスリム同胞団の理解が無ければ、革命もその後の軍事クーデターも分からないわけですね。

イスラム同胞団ってどんな組織?

まず、ムスリム同胞団がどんな目的から見ていきましょう。ムスリム同胞団は、イスラーム法によって統治されるイスラム国家を目指している組織なのだそうです。ちなみに、スンナ派です。

エジプトを中心に活動している組織ですが、エジプト以外でも活動はしています。シリアやヨルダン、リビアなどで活動してるようですね。

いわゆるイスラム原理主義的な過激な組織ではなく、比較的穏健派とされています。議会や大衆運動などを通じた政治活動を行っている組織です。ちなみに、2011年の革命でも、急進的な主張や行動は行っていないそうです。

歴代政権からは弾圧されてきた

ただ、歴代政権には弾圧されていたという歴史もあるようです。具体的には、長い間非合法組織として扱われてきたそうです。

2013年3月に公式にNGO として登録されたそうですが、2013年のクーデター後に資格を剥奪されています。たった数年で、またもとの状態に戻ってしまったわけです。

ちなみに、現政権は同胞団をテロ組織に指定し、組織の活動を禁止しています。かなり厳しい態度を取っているわけです。

実際にイスラム同胞団がどの程度過激な組織なのかは、素人には分からない部分でしょう。私自身もよく分かりません。ここで書いているのも、ネット情報を整理しただけです。

批判派も擁護派もおり、意見が対立しています。また、どういう視点で判断するかで、意見も違ってきているようです。それに、同胞団の出身者のなかには過激な路線を取る人たちもいるようです。

最近の動向

最後に、最近の動きを簡単に整理してみましょう。

2011年の革命の段階では、政府からの弾圧は比較的弱い状態だったようです。アメリカによる中東民主化要求があり、それが影響していたようですね。

そして2011年の革命後に、イスラム同胞団出身のムルシー大統領が誕生しました。2012年の事です。ムルシーは同胞団が2011年の革命後に作った政党である自由公正党の党首でしたが、大統領就任のタイミングで辞任しています。

ところが翌年の2013年に、ムルシーが大統領の座を追われ、自由公正党幹部も拘束されています。また、2014年8月には、高等行政裁判所で自由公正党の解散と資産没収の判決を下されたそうです。

現政権は徹底弾圧という姿勢のようですね。

とりあえずツアーが楽かなあ

始めてエジプトに行くなら、とりあえずツアーが楽でしょうか。H.I.Sのツアーをチェックする限り、5日間で10万円ちょっとからという感じですかね。もちろん時期にもよるのでしょうけど。

あ、ちなみに、添乗員が同行するプランです。

興味がある人は、チェックだけでもいかがでしょうか。

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