海外旅行に行くときに知っておきたいものの一つが、インターネットに関する状況です。特に個人旅行の場合、インターネットが使えるかどうかで、旅行中の安心感が全然違いますからね。
さて、エジプトのネット事情はどうなっているのでしょうか。チェックしてみましょう。

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海外旅行中にネットに繋がると便利
海外に旅行をするとなると、ちょっと気になるのが、インターネット環境でしょう。海外に居ながらにして、日本語で情報収集ができるので非常に便利です。
特にスマホが普及してからは、海外にいてもネットを使うという人も増えたはずです。というかネットに繋がっていないとなると、ちょっと不安に感じる人も多そうです。
旅行会社のツアーなら、まだネットなしでもなんとかなるのでしょうけどね。個人旅行だと、ネットの有無はかなり旅行の満足度に影響しそうです。
さて、エジプトのインターネット環境はどうなっているのでしょうか。ちょっと調べてみましょう。
ウィキペディアの英語ページをチェック
困った時にはウィキペディアということで、とりあえずウィキペディアをチェックしてみましょう。
ただ、もちろん日本語では、エジプトのネット事情などの情報はありません。そこで、英語でいろいろ探していると、”Internet in Egypt” というページを見つけました。

とりあえず、ウィキペディアの”Internet in Egypt” というページに書かれていたことを紹介しましょう。
ただ残念なことに、英語のページなので、誤訳をしている可能性もあります。英語はそれほど苦手では無いのですが、専門用語がでてくるとお手上げです。
ということで、興味を持った人は、原典をあたってみてください。まあ、原典と言ってもウィキペディアなので、あてになるのかという話もありますが。となると、さらにそこから、出典に遡るのかな。
エジプトのネット事情
緑の部分がウィキペディアの訳です。
エジプトのインターネットは、日常生活の重要な部分を占めている。人口の大部分がスマートフォンやインターネットカフェ、自宅などからインターネットにアクセスしている。
ここで興味深いのは、エジプトにもネットカフェがあるという点でしょうか。旅行者には嬉しいニュースかもしれません。
ネットに繋がりさえすれば、スマホがれば何とかなります。でも、PCの方が便利ということも多いでしょうしね。
思い起こしてみると、アラブの春(ジャスミン革命)はSNS を使った民主化運動でした。ですから、その当時にはネットが使えたことになります。
そう考えると、ネット環境がある程度整っているのは当然かもしれません。
次行きましょう。
エジプトでは、ADSLによるブロードバンドインターネットアクセスが普及している。
光じゃないのですね。ちょっと不安定な地域もあるのかな。
しかしながら、インターネット検閲と監視はムバラクの支配下では厳しく、2011年革命中にエジプトでインターネットが完全に閉鎖された。
まあ、日本の隣国と同じで、そういうこともあるのでしょうね。独裁国家ですから、しかたがありません。
ムバラク大統領の追放後はインターネットアクセスが回復した。しかし、2013年のクーデター以来、政府の検閲と監視は増加している。アメリカのNGO のFreedom House は、2015年にエジプトのインターネット自由度ランクを2011年の「部分的に自由」から「自由ではない」に引き下げた。
これも観光客にはあまり関係ないでしょうか。まあ、エジプトの人には同情しますけど。
とりあえず、観光の情報収集で探す分には、大きな問題は無いように思います。
ネット環境についてもう少し詳しく
いちおう、ADSL があるので、ネット環境はそれなりにあるのは分かりました。地方都市はどうかは分かりませんが、カイロ周辺にいる分には、何とかネットは使えそうですね。
ただ、これだけでは詳細はわからないので、「ブロードバンドアクセス」という項目も見てみることにしましょう。
エジプトのブロードバンドインターネットアクセスは、2000年にADSLが商業的に導入されました。
これは、上で見たとおりです。
このサービスは、カイロやアレクサンドリアなどの大都市の特定の事務所で提供され、徐々にエジプトの多くの地方に広がりました。
大都市から広がっていくというのは、どこの国でも同じですね。まあ、これ自体は珍しいことではないでしょう。
ただ、地方都市でもネットは意外と使えそうですね。観光で行くようなところなら、問題は無いのかもしれません。
エジプトでは多くのインターネットサービスプロバイダ(ISP)がADSLサービスを提供しています。
7つの企業がインフラを所有し、クラスA ISPと呼ばれています。その7つとはEgynet、LINKdotNET、TE Data、NOL、Vodafoneデータ、Noor通信、Yalla です。
Etisalat Egypt は、NileOnlineとEgynetの両方を購入し、インターネットのプレゼンスを拡大しています。彼らはクラスBのISP に販売し、それらが208個の残りのISP に売っています。
へえ。日本だと、NTT(NTTコミュニケーションズかな)が光回線のインフラを持って、そのインフラを他社も使うのと同じイメージでしょうか。
次。
エジプトのブロードバンド接続の品質はさまざまです。
あ、ここからが重要です。やっぱり、日本のように安定した環境ではなさそうですね。
品質は”the central loop office” からの距離、ローカルループ内のISPの存在、およびブロードバンド接続が実行される銅電話回線の品質に依存します。
ローカルループが何なのかはよく分かりませんが、とりあえず銅線とISP の場所などによって接続しづらいことがありそうですね。まあ、ADSL だからね。
やっぱり、日本のように安定したネット環境は期待できないのかもしれません。それでも、思ったほど酷くはなさそうな印象を受けました。
もうちょっと続きますが、以下略で。
まとめ
とりあえず、ブロードバンドのインターネット環境が存在するが、安定性は今ひとつという感じで理解しておくと良さそうです。ただ、地方都市でもネットは使えそうです。
アフリカ大陸を横断するネット網を作る計画があるらしい
ところで、最近、大富豪がエジプトの通信インフラに出資するというニュースが有りました。ジンバブエのビリオネアであるストライブ・マシイーワが運営する企業が、今後の3年間で4億ドルを出資するようです。1
実はこの企業、アフリカ大陸を横断する形で、スーダンからナイジェリアまで光回線をつなげる計画があるようです。スーダンと言えばエジプトの南ですから、エジプトに光回線を敷けば当然これにつながる可能性があるわけですね。
それにしても、この地域に光回線を通して、なにかメリットがあるのでしょうか。率直に言って、貧しい国が多いので、ビジネスとして成り立つのかどうか疑問があります。
どのくらい貧しいかを見るには、一人あたりのGDP をチェックしてみるのが簡単でしょう。スーダンからナイジェリアまでのルートということは、途中でチャドを通るでしょうか。エジプトを含めた一人あたりのGDP は次のような感じです。
- 161位:スーダン/ 1,123.49(米ドル)
- 169位:チャド/810.16(米ドル)
- 141位: ナイジェリア/ 1,994.65(米ドル)
- 134位: エジプト/ 2,495.02(米ドル)
810.16ドルというのは、1ドル100円とすると約8万1000円です。このくらい貧しい国にインフラを作って、ちゃんと元が取れるのでしょうか。
ちょっとよく分かりません。例えば、輸送に便利な地中海沿岸なら、安い労働力をつかって工場を作るなんてことも考えられるのですけどね。
まあ、エジプトのインフラ整備は理解できるんですけどね。
- ジンバブエの大富豪、エジプトのネット環境整備に450億円出資
2018/12/17(月) 14:35配信 Forbes JAPAN [↩]
とりあえずツアーが楽かなあ
始めてエジプトに行くなら、とりあえずツアーが楽でしょうか。H.I.Sのツアーをチェックする限り、5日間で10万円ちょっとからという感じですかね。もちろん時期にもよるのでしょうけど。
あ、ちなみに、添乗員が同行するプランです。
興味がある人は、チェックだけでもいかがでしょうか。

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