イスラム教のスンナ派とシーア派って何だ?| エジプト人はスンナ派が多い

中東に関して調べていると、必ず出てくるの「スンナ派」と「シーア派」という単語です。この2つがイスラム教の2大宗派だと言う事までは、知っている人も多いでしょう。

でも、この2つの違いまで知っている人は少ないはずです。率直に言って私自身も、2つの宗派の名前はよく聞くものの、何が違うかは分かりませんでした。

一体何が違うのでしょうか。確認してみましょう。

正当性を争った結果

スンナ派とシーア派という2つの宗派が出来たのは、そもそも、正統性争いの結果のようです。

イスラム教には、カリフと呼ばれる人がいました。カリフと言うのがどんな人かと言うと、ムハンマドの後のイスラム共同体の指導者です。特に4代目までのカリフを正統カリフと言います。

正統カリフは何が「正統」なのかというと、選挙によって選ばれていたからです。選挙という手続を踏んで選ばれたので、「正統」ということですね。

ただ、これ以降のカリフは、選挙によって選ばれてはいません。カリフという人はいたものの、違う方法で選ばれているのです。

5代目以降のカリフの正統性についての考え方の違いが、スンナ派とシーア派の違いと考えていいようです。

スンナ派とシーア派のカリフに対する考え方の違い

4代目の後は、ウマイヤ家というところの家長がカリフを世襲するというのがスンナ派です。ウマイヤ家と言うのは、ウマイヤ朝というところの王様の家系です。第4代の正統カリフであるアリーとの争いに勝ち、その後はカリフを世襲しているわけです。

スンナ派のカリフの考えに異を唱えたのがシーア派という事のようです。アリーとその子孫のみがカリフになりうるというのが、シーア派の考え方です。

ざっくりと言うと、こんなところのようです。興味深いのは、キリスト教のカトリックとプロテスタントのような、宗教の教義に関する対立では無いという点でしょうか。

数が圧倒的に多いのはスンナ派

ちなみに、シーア派とスンナ派が2大宗派という事ですが、数が圧倒的に多いのはスンナ派です。大雑把に言うと、スンナ派が9割でシーア派が1割という程度のようです。

ちなみに、シーア派の信徒の数が多いのは、イランやイラクなどです。ただ、これらの地域のムスリムが全てがシーア派というわけではありません。両方が共存しているという状態のようです。

ちなみにエジプトでは、圧倒的にシーア派が多いようです。

とりあえずツアーが楽かなあ

始めてエジプトに行くなら、とりあえずツアーが楽でしょうか。H.I.Sのツアーをチェックする限り、5日間で10万円ちょっとからという感じですかね。もちろん時期にもよるのでしょうけど。

あ、ちなみに、添乗員が同行するプランです。

興味がある人は、チェックだけでもいかがでしょうか。

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