意外と少ないエジプトの世界遺産| 日本の半分以下ですって

旅行好きの人の中には、世界遺産を中心に旅行をするという人もいらっしゃるでしょう。旅行の目的地としてわかりやすいですからね。実際、世界遺産に選ばれると、旅行者数も飛躍的に伸びるようですし。

エジプトと言えば、世界四大文明の一つに数えられる地です。そして、アラブの中では、観光立国として知られている国です。

ピラミッドやらスフィンクスやら、有名な観光資源もたくさんあります。さぞかしたくさんの世界遺産があるのではないかと思いますよね。

意外と少ないエジプトの世界遺産

私自身もそう思って調べてみたのですが、実はエジプトには、世界遺産はあまり多くないようです。世界経済のネタ帳というサイトによると、エジプトの世界遺産の数は、これを書いている時点ではわずか7つしかありません。

日本の世界遺産が19あるそうですから、その半分以下という事です。第1位のイタリアが51もあるそうですから、単純な数でいうとイタリアの7分の1以下という事になるわけです。

国別の世界遺産の数のランキングで言うと、7つと言うのは43位なのだそうです。真ん中よりはやや上と言う感じの順位ですね。ちなみに日本の19と言うのは、イランやオーストラリア、ブラジルと並んで第11位なのだとか。

イランは厳密に言うとアラブではありませんが、比較的近い地域でもかなり上位なのですね。さすがのペルシャ帝国という感じです。でも、エジプトにアラブ帝国の首都があった時代もあるのですけどね。

何でエジプトの世界遺産は少ないのだろう?

長い歴史があるエジプトなのに、世界遺産が少ないのはなぜなのでしょうか?正確なことはわかりませんが、ちょっと想像してみましょう。

まず、一つ一つの世界遺産が大きい可能性がありそうです。例えば、「メンフィスとその墓地遺跡 – ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」という長い名前の世界遺産があります。この世界遺産には、いくつものピラミッドが含まれて居ます。それで1つの世界遺産なのです。これだけ大規模なものを一つに数えてしまうと、世界遺産として登録する数が減るのは当然ですよね。

もう一つ考えられるのが、実は政治や文化の中心でない時期も長かったという点でしょうか。

私の乏しい世界史の知識によると、古代ではペルシャやギリシャ、ローマなどに占領されていた時期が長いです。また、イスラム帝国が出来た後も、エジプトは必ずしも政治や文化の中心地ではない事が多かったです。ですから、その時期の有名な遺産が無いのは不思議なことでは無いと考えられます。

ペルシャがエジプトを支配していたのが紀元前ですよね。そして、7世紀の中ごろにエジプトにイスラム教が入ってくるまで、基本的にはどこかの帝国の一部です。そして、イスラム帝国の一部になった後も、エジプトに首都があった期間はそれほど長くありません。

そこから、エジプト王国の成立する20世紀の初頭までの期間は、必ずしも政治文化の中心ではなかったと考えて良いのでしょう。もっとも、エジプト王国も、実質的には英国の支配下にあった国です。

そうであるとするならば、世界遺産に該当するようなものが残っていなくても不思議ではありません。かなり昔のものが多いのは、不思議ではないのです。

さらにもう一つ考えるとすれば、政府が世界遺産の登録にあまり積極的でない可能性も無いわけではありません。一瞬民主化された時期もありますが、基本的には独裁の国ですからね。

まあ、エジプト政府の世界遺産に対するスタンスまでは知らないので、この部分は完全に推測ですけど。

とりあえずツアーが楽かなあ

始めてエジプトに行くなら、とりあえずツアーが楽でしょうか。H.I.Sのツアーをチェックする限り、5日間で10万円ちょっとからという感じですかね。もちろん時期にもよるのでしょうけど。

あ、ちなみに、添乗員が同行するプランです。

興味がある人は、チェックだけでもいかがでしょうか。

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