エジプトについての伝説はさまざまありますが、旧約聖書の「出エジプト記」がもっとも有名なものの一つでしょう。「出エジプト記」というのは、モーセが人々を率いてエジプトを脱出した話です。
「出エジプト記」という名前を知らなくても、奇跡が起きて海が割れ無事脱出できたという話は知っている人が多いでしょう。このシーンは、何度も映画になったりもしていますしね。
[“Crossing of the Red Sea”, Nicholas Poussin]
あるいは、モーセの十戒という名前で覚えている人もいるかもしれません。モーセの十戒というのは、エジプトからの脱出に成功したモーセが神から受けた十の戒めの事ですね。
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モーセって何人なの?
ところでモーセって、何人なのでしょうか?ちょっと不思議だと思いませんか。
モーセの出エジプト記が書かれているのは、旧約聖書です。と言うことは、ユダヤ人と考えるのが正しいのでしょうか。エジプトから移り住んだ60万人がイスラエルを作っているわけですから、ユダヤ人と考えるのはそれほど不自然ではないですよね。
でも、エジプトから脱出したということは、エジプトに住んでいたということですよね。と言うことはエジプト人名のでしょうか。
ウィキペディアなどを調べる限り、モーセのことをヘブライ人と書いているものもあれば、イスラエル人と書いているものもあります。ですが、モーセの時代にはイスラエル人という呼び方が無かったという記述もありました。ということは、ヘブライ人という言い方が一番いいのかもしれません。
ちなみにヘブライ人は、エジプトでは奴隷として扱われていたそうです。ということは、エジプト人ではなく、他の民族の奴隷というふうに考えるのがいいのかもしれません。
まあ、本当に存在していたかどうか分からない人のことを真剣に考えても仕方がないですけどね。
3つの宗教で預言者
ちなみにモーセは、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の3つで預言者とされています。
旧約聖書はユダヤ教徒キリスト教の聖典ですから、まあ妥当ですよね。ただ、イスラム教で預言者にされているのは、ちょっと分かりにくいかもしれません。
実はイスラム教では、ムハンマド以前にもたくさんの預言者が存在したという考え方をしています。イエスもそうですし、モーセもその1人でした。ですから、モーセが預言者であるのは、イスラム教的には矛盾が無い話なようです。
また、この事実から、イスラム教の神様がキリスト教やユダヤ教の神様と同じであることが分かります。一神教のイスラム教でモーセを預言者というからには、同じ神様を信仰していないとつじつまが合わないですよね。
とりあえずツアーが楽かなあ
始めてエジプトに行くなら、とりあえずツアーが楽でしょうか。H.I.Sのツアーをチェックする限り、5日間で10万円ちょっとからという感じですかね。もちろん時期にもよるのでしょうけど。
あ、ちなみに、添乗員が同行するプランです。
興味がある人は、チェックだけでもいかがでしょうか。

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