イスラム教の特徴の一つ言えば、1日に5回も行われる礼拝でしょう。アラビア語でサラートといいます。
決められた時間に、メッカの方向に向かって一斉にお祈りをする姿は、私たちにはかなり違和感を感じる光景です。敬虔なイスラム教国だと、道端でも礼拝をするのだとか。
イスラム教の特徴の一つ言えば、1日に5回も行われる礼拝でしょう。アラビア語でサラートといいます。
決められた時間に、メッカの方向に向かって一斉にお祈りをする姿は、私たちにはかなり違和感を感じる光景です。敬虔なイスラム教国だと、道端でも礼拝をするのだとか。
イスラム教に限らず宗教全般で疑問なのが、どうやったらその宗教の教徒になれるかです。
例えば、たぶん私は仏教徒なのですが、仏教徒になるために特に何か手続きを踏んだわけではありません。たまたま、仏教徒の両親のもとに生まれただけです。
そもそも、仏教の教義もよく知りませんし、教義を知らない以上信じようもありません。でも、たぶん、仏教徒なのです。
そして、たぶん、神道の信者にもカウントされているはずです。神社の近くに住んでいたりすると、信者としてカウントされてしまうらしいからです。ごくまれにお参りをするだけでも、信者に入れられるみたいですね。
何を言いたいかというと、少なくともいくつかの宗教では、信者になるための手続きを全く踏まなくても信者になれてしまうのです。もっというと、その宗教を全く信じていなくても、信者にされてしまうことすらあるわけですね。親がその宗教の信者だったら、子供も無条件で信者になるようなこともあるわけです。
それでは、もともと信者で無い人が改宗する場合はどうなのでしょうか。
ユダヤ教徒のように、もともと異教徒だった人が教徒になるには、それなりのハードルを越えないといけない場合もあります。詳しくは知りませんが、かなり大変らしいです。
これは仏教とは大違いで、仏教に改宗するには普通は何らかの手続きは要らないようです。「仏教に改宗するには」で検索しても、改宗の手続きに関するまともな情報は出てきませんでした。
そして、日蓮宗のサイトには、次のようなQ&Aが載っていました。
Q:仏教徒になるにはどうすればいいですか?
A:仏教の教えを信じ、実践するのならば、あなたは仏教徒です。洗礼などの儀式は、日蓮宗ではありません。
つまり、自分が仏教徒であると認識していれば、仏教徒であるわけです。宗教によって、全く考え方が違うようですね。
それでは、イスラム教の場合はどうなのでしょうか。イスラム教は厳しいルールがある宗教と言うイメージがありますよね。
となると、改宗の手続きも面倒なのでしょうか。どうしたらムスリムと名乗ることができるのでしょうか。
結論から書いてしまうと、ムスリムになること自体は、それほど難しくは無いようです。しかし、外国人のムスリムと結婚するためにムスリムになるのは、手続が必要で、それなりに大変なことのようですね。
日本ムスリム協会のサイトによると、異教徒がムスリムになる方法について次のように説明しています。
ムスリムになるとは究極的にはアッラーからムスリムと認知されることであり、それは人間には不可知ですが、他方、ある特定の手続きを経ることによって、イスラーム法上、社会的にはムスリムと認知されます。先ず片親がムスリムであれば子供は自動的にムスリムと認知されます。現代社会の大半のムスリムは、親がムスリムであることにより生まれながらにして自動的にムスリムとされた人々です。
生まれながらにムスリムでない人間がムスリムに「改宗」しようとする場合については、イスラーム法には明確な規定がありません。
(中略)
通常はイスラームの証言法に則り、公正な二人のムスリムの証人の前で「アッラー以外に神はないことを私は証言する。ムハンマドはアッラーの使徒であることを我は証言する。」と唱えることによってイスラーム法上、ムスリムと認知されると言われます。
スンナ派では異教徒の入信に際して上記の信仰告白に加えて、天使、経典、最後の審判、天命の4項目とムハンマドが最後の使徒であることの信仰告白を要求するのが普通です。
ということで、2人のムスリムの前で、信仰のの告白をすればムスリムになれるようです。「公正な」という言葉がついていますが、ある程度敬虔なムスリムの前で告白することが必要という意味のようです。ちなみに、この信仰告白はアラビア語でする必要があります。
日本人以外のムスリムと結婚するために、ムスリムに改宗する場合は、多少話が複雑になります。国際結婚が絡む話になるので、証明書的なものが必要になるのです。
「イスラームへの入信は本来アッラーと個人との関係ですので、特に人間による証明は必要としません」というのが、日本ムスリム協会のサイトの説明です。でも、公に証明するものが必要になるケースもあるのも事実です。
こんな場合にはどうすればいいかも、ちゃんと説明されていました。
イスラーム世界ならアズハル機構や世界イスラーム連盟など、日本国内では神戸モスク、日本ムスリム協会、イスラミックセンター・ジャパンなどの宗教法人が「ムスリム証明書」を発行しています。
単純にムスリムになるよりはちょっと手間がかかります。ただ、それほど難しいことでもなさそうです。結婚のような大事のためなら、十分に超えられるステップでしょう。
ちなみに、改宗した際にイスラム名を付けることもあるようです。ある私の知り合いの女性は、イスラム名をついけていました。しかしながら、絶対に必要というものではないようですね。
イスラム教には日本人にはわかりにくい禁欲的な部分があります。その一つがラマダンでしょう。
多くの人がご存知でしょうが、約1ヶ月間断食をするというものです。この期間はラマダン月と呼ばれます。
エジプトのイスラム教徒に関しては、以前から疑問を持っている点がありました。今回はその話を。
おそらくエジプトには、文字を読めない人も多いはずですよね。エジプトの教育水準がどの程度かは知りませんけど。その人たちの信仰はどうなっているのだろうと思っていたのです。
中東に関して調べていると、必ず出てくるの「スンナ派」と「シーア派」という単語です。この2つがイスラム教の2大宗派だと言う事までは、知っている人も多いでしょう。
でも、この2つの違いまで知っている人は少ないはずです。率直に言って私自身も、2つの宗派の名前はよく聞くものの、何が違うかは分かりませんでした。
一体何が違うのでしょうか。確認してみましょう。
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