最後に到着したのがカイロです。ルートとしては、ギザに入ってからカイロに行ったようですね。
ちなみに作中では、ギザを通ったという文字による明示的な説明はありません。ただ、漫画のなかの地図を見ると、ギザを経由したことになっています。それに、おなじみのピラミッドやスフィンクスの描写があります。
最後に到着したのがカイロです。ルートとしては、ギザに入ってからカイロに行ったようですね。
ちなみに作中では、ギザを通ったという文字による明示的な説明はありません。ただ、漫画のなかの地図を見ると、ギザを経由したことになっています。それに、おなじみのピラミッドやスフィンクスの描写があります。
ギザはナイル川西岸に位置する都市で、ナイル川をはさんで反対側にカイロがあるというイメージのようです。
ちなみに、日本語では、「ギーザ」と書く場合も多いようですね。もっとも、エジプト関連の単語を見ていると、同じ単語でも伸ばし棒が入っていたりいなかったりします。どうやら、表記の揺れを気にしても仕方がない状態のようです。
ルクソールの場面では、最初に「メムノンの巨像」や「王家の谷」が描かれています。ただ実際の物語は、ルクソールの市街で動いていきます。
[ルクソールのマハッタ通り(2004年)]
ルクソールではマライアとアレッシーの二人と市街で戦いがあります。と言っても、共闘しているわけではありません。マライアはジョセフとアヴドゥルの二人と戦い、アレッシーはポルナレフと条太郎と戦っています。
アスワンでは、アブシンベル神殿の描写があるようですね。アブシンベル神殿はアラビア語の教科書などではよく出る観光地ですね。
この地で、的のオインゴとボインゴの兄弟が初めて登場します。ボインゴの予知能力を紹介するために、作者をモチーフにしたと思われる漫画家が事故死する記述もあります。
別のページでもご紹介した通り、「ジョジョの奇妙な冒険」の第3部である「スターダストクルセイダース」では、エジプト国内を縦断する旅をしています。この旅程の中の観光地を、彼らが移動した順にご紹介したいと思います。
また、このシリーズではエジプト9栄神なるスタンドが出てきます。このエジプト9栄神はエジプトの古代神話の神々を参考に作られています。この部分に関しても、簡単にご紹介していきます。
エジプトがらみの小説などにどんなものがあるかと思い、色々と調べていたところ、ウィキペディアの「エジプトを舞台にした作品」というリストを見つけました。意外と数が少なくて、映画を除くと24作品しか挙げられていませんでした。
その中には漫画も含まれていて、そのうちの一つが、ジョジョの奇妙な冒険の「スターダストクルセイダース」というシリーズです。第三部にあたる作品ですね。
エジプトを題材にした文学作品でもっとも有名なものの一つが、アガサ・クリスティの「ナイルに死す(原題:Death on the Nile)」でしょう。有名なエルキュール・ポアロを主人公にした作品ですね。
もっとも、クリスティの作品としては、そこまで有名な作品では無いのかもしれませんけどね。まあ、それでも、比較的有名な作品だとは思いますけどね。
「ナイルに死す」のストーリーでは、ナイル川に浮かぶ船の中で展開していきます。
その船に乗り合わせていたのが、リネットという富豪の女性とその夫のサイモンでした。二人は新婚旅行でエジプトを訪問していました。そして、二人につきまとう、ジャクリーンという女性。ジャクリーンはリネットの友人でしたが、リネットにサイモンを取られていたのです。
船旅の中、夫のリネットは何者かに殺されてしまいます。しかし、一番殺人の動機がありそうなジャクリーンには、明らかなアリバイがありました。はたして犯人は誰なのか?
前半部分のあらすじは、大体こんな感じです。
外から隔絶されていると言う意味では、いわゆる密室殺人のような形になっているわけですね。比較的広い密閉した空間という意味では、オリエント急行殺人事件と似ている作品と言えるかもしれません。
その殺人現場に偶然居合わせたポアロが、謎を解決していくというのが大まかなストーリーです。最後に畳み掛けるように一気に謎解きがあると言う、クリスティの十八番の展開が待っています。
ちなみに、率直に言って、ナイル川の船上である必要性はほとんどありません。人の出入りできない空間を演出するためのツールの一つとして、ナイル川の船上が使われたという感じですね。
結局、広めの密閉空間であればどこでもよかったわけです。
ちょっと疑問に思うのが、第二次世界大戦前の時期の新婚旅行先に、なぜエジプトを選んだのかという点です。当時はエジプト旅行が人気だったのでしょうか。
実はこの疑問は、エジプトの歴史を知れば納得できます。この作品が出版されたのが、1937年の11月です。この時期のエジプトは、一応独立はしていましたが、イギリスに間接的に支配されているような状態でした。
そう考えると、当時のイギリス人がエジプトに旅行するのは自然だったのかもしれません。ブリテン島からはかなり離れているものの、自国内の旅行だったわけです。
とは言っても、個人が旅行する場所としては、かなり遠い場所ではあるのだとは思います。今みたいに、飛行機を使って数時間でいけるような、手軽な場所では無いはずです。
ということは、かなりの金持ちという設定なのでしょうね。
ちょっと余談ですが、この作品が日本で発売されたのは、イギリスでの初版から47年も経ってからでした。具体的には、イギリスで初版が発売されたのが1937年11月1日ですが、日本では1984年9月30日でした。
つまり、約半世紀経ってから翻訳して出版したことになります。何で日本語化がこんなに遅れたのでしょうか。不思議ですね。
ちなみに、有名な「オリエント急行殺人事件」は、1934年のイギリスでの発売から1年後には日本でも発売されています。ウィキペディアによると「 アドルフ・ヒトラーがヴェルサイユ条約を破棄し、ナチス・ドイツの再軍備を宣言」を下のがこの1935年らしいです。
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